【調べてみた】金沢の積雪は、昔に比べて本当に少なくなったのか?

2018年1月14日

こんにちは。

金沢の料理屋四代目、金沢の料亭の愉しみ方コンシェル・山縣 秀行(@kotobukiya_yama)です!

さて、今シーズンは雪が多くなるだろうとは聞いていましたが、昨日12日、今日13日と、金沢は、ここ数年なかった豪雪で、街も人も、少々混乱気味。

気象庁のデータによると、13日20時現在で、積雪の深さは62センチに達していますので、2011年に記録した64センチの積雪に匹敵する、7年ぶりの大雪になっているようです。

私は、2005年2月に金沢に来たのですが、車が埋もれてしまうくらい積もったというのは、2度ほどしか記憶にありませんので、久しぶりにえらい雪が来たなあという印象。

逆に言うと、県外出身者の私にとっては、こんなことは数年に1回のたまにあること、っていうイメージ。

金沢といえば、全国的には雪国のイメージが強いかもしれませんが、実は、少なくともここ10年は、それほど雪が積もる街じゃなかったんです。

でも、周りの先輩方や、ウチの従業員達に話しを聞くと、皆さん口を揃えて『昔は、こんなもんじゃなかった。』『いつも雪が積もっているってのが普通だった。』というのです。

ちょっと斜に構えて話しを聞く傾向があるワタクシ、正直、思い出補正じゃないの〜って思っていました。

そこで、実際は、どうだったのか。

気象庁が発表している「過去の気象データ」から、金沢の雪に関するデータをまとめてみました。

それを、年代ごとにまとめた表がこちら。

注:気象庁が発表している過去の気象データを加工して作成。

いずれも、年ごとのデータの平均値を出しています。

年間降雪量は、一年間に降った雪の総量。

最深積雪は、その年、一日で最も積もった雪の深さ。

積雪日数は、一年間で、少しでも雪が積もった日数(雪が降った日数)になります。

青いところ(60年代〜80年代)と、オレンジのところ(90年代〜10年代)を比較してみてください。

まあ、一目瞭然!

90年代以降、年間積雪量も、一日で積もった雪の深さも約半分。

雪の降った日も激減しています。

データからも諸先輩方がおっしゃっている事は確かだったということになります。

どうやら、90年代以降、急激に雪の量が減ったことがわかります。

では、なぜ、金沢の雪はここまで激減したのか。

もちろん、いろんな理由が考えられますが、ひとつ気になるデータを発見。

注:気象庁が発表している過去の気象データを加工して作成。

10年ごとの平均最低気温を見てみますと、これが、積雪同様、60年代〜80年代、90年代〜10年代で、約1℃も違うことがわかりました。

おそらく、この温暖化が、積雪量になんらかの影響を与えていることは間違いないような気がします。

今回は、金沢のデータしか取りませんでしたが、青森の友人なども、昔より雪が少なくなったと言っていましたので、全国的な傾向なのかもしれません。

ここ近年、異常気象などと言われて久しく、観測史上最大、などという見出しをよく目にするようになったきたように思います。

雪が少ないのは、この街で生活するものとしてはありがたいですが、長い目で見た時、現在の雪が少ないことこそ異常気象で、結構深刻な状況なのかもしれません。

いずれにせよ、思い出補正で、大げさに記憶してるんじゃないの〜とか思っててスミマセンでした!

雑記帳

Posted by yamagata