【自分好みの日本酒を愉しむ】日本酒の種類をわかりやすく整理してみよう①【特定名称酒】

こんにちは。

金沢の料理屋四代目、金沢の料亭の愉しみ方コンシェルの山縣 秀行(@kotobukiya_yama)です!

お正月に出番の多いお酒といえば、やはり日本酒ではないでしょうか。

そんな日本酒、本来、日本人にとって、最も身近なお酒であるはずなのに、正直、どうにもその違いがわかりづらいと思いませんか?

例えば、この2つのお酒。

左の青い瓶は「福光屋 加賀鳶 純米大吟醸 藍」という名前。

右の茶色い瓶は「萬歳楽 白山 純米大吟醸」という名前。

青い瓶の「加賀鳶」は、他にも「加賀鳶 純米吟醸」「加賀鳶 極寒純米 辛口」などなど、多数の種類があります。

名前ごとに味わいの違い、分かる人どれくらいいるんでしょう?

実際、お酒の名前だけで、その酒の味わいを思い浮かべることができるのは、その酒蔵の蔵人くらいじゃないかと。

『唎酒師』の資格取得の際、学んだことをベースに、何度かの投稿に分けて、あなたが飲みたい日本酒を見つけるポイントを整理していきたいと思います。

ポイント①【特定名称酒】

日本酒を選ぶうえで、最も身近なものかもしれません。

先程の写真のお酒のように、「純米大吟醸」「純米酒」「本醸造酒」などという名称がついた日本酒を【特定名称酒】と呼びます。

日本酒を、原料、製法等で8種類に分類したものです。

わかりやすく表にしてみました。

1)原料が、米と米麹のみ=純米酒 

  原料が、米と米麹+醸造アルコール(ただし使用割合は10%未満)=本醸造酒

2)お米を削る度合い(削った後の残り)が50%以下=大吟醸酒

  お米を削る度合い(削った後の残り)が60%以下=吟醸酒・特別純米酒・特別本醸造酒

  お米を削る度合い(削った後の残り)が70%以下=本醸造酒

酒類業組合法により、以上の基準を満たした日本酒には、上記の名称(特定名称)をつけてもいいことになっています。

この条件を満たさないお酒は、「普通酒」となります。

ただ、これは、あくまで、原料や製法で分類したにすぎず、そのお酒の価値や味わいを示したものではありません。

なんとなく、大吟醸だとイコール価値の高いお酒だと思われることが多いように思いますが、一概にそういうわけではないといえます。(手間がかかっているお酒であることは確かですが。)

また、本醸造酒のように、アルコール添加のお酒が、味わいの劣るお酒とも言えません。

各々の特定名称酒ごとに、大まかな味わいの傾向はありますが、酒蔵さんや、銘柄によって千差万別なので、これだけで自分好みを選ぶのはかなり難しいのでは。

まずは、名称によって、原料、製法に違いがある、ということ、そして、大事なのは、その名称だけで味わいが一様に説明できるわけではないということを覚えておいてください。

次回は、別の切り口から整理してみます!